どんなに車内消臭剤や芳香剤を使っても消えない、耐えがたい車内の悪臭でお悩みのお客様のご相談やご依頼が多い。こう言った車内の悪臭の除去には、「内装丸ごと水洗いクリーニング」をオススメしております。カービューティープロの内装クリーニングメニューの中でも、特に代表的な作業なのですが、実際はこんな所まで丸ごと水洗いする事もあります。
今回は、魚介類の腐敗臭が酷いお車。お客様より事情をお訊きし、フロアーカーペットに何らかの臭いの元が染み込んでいるようなので、まずはシートやカーペットを取り外します。
もの凄い蟹の腐敗臭と車台のフレームまで滴り落ちた塩分を含んだ蟹汁で、錆びた鉄板のフレーム。蟹と錆臭さが酷い事に。(まともに息が・・・)
フレームの隙間や窪みまで染み混み、後部座席から助手席の足下まで達している。
イオン系のクリーナで洗浄し、二酸化塩素水を張り、更に高温スチームで臭いの元を溶かしだして除去。特に防振ゴムに汚汁が染み込んでおり、この部分は特殊処理を行って臭いを封印。
フレームの錆びを除去して銀系酸化チタンを噴霧。乾燥後にもう一度臭いを確認して車内のクリーニング完了。
床面の発泡スチロールにも染み込んだ汚れや臭いも丁寧にクリーニング。フロアーカーペットは、浸け置き洗いと殺菌処理。
シートカバー共々天日干し乾燥。
臭いの染みついた布シートは丸ごと水洗い。抗菌処理を施し乾燥。
シートカバー内側にも入念に抗菌処理を行い組み付け。最後に車内全体へ抗菌防臭処理。
今回、一年ほど前に蟹や魚の汁を溢されたとの事、シートや床に染み込んだ汚れや臭いは、消臭剤や芳香剤をどんなに使用しても悪臭は取れません。布地表面しかクリーニング出来ない「ホットリンサー」や、車内の「オゾン脱臭」程度では殆ど効果が無い事が多いので、腐敗や腐食が進む前にお早めの本格的な内装クリーニングのご相談を~。
時々持ち歩いているシグマのコンパクトデジタルカメラ「DP2x」。何気に「綺麗だな」と思った風景を撮ったりしているのですが、イメージャーのFOVEONが良いのか?現像ソフトのSPPが独特なのか?普通のデジカメでは出ない様な空の色や風景が極まれに撮れる事があり、なかなかに興味深い面白いカメラだ。